- なんでSDGsの目標は17個もあるの?
- どうすれば17個の目標を覚えられるの?
- どの目標から達成するべきなの?
こんにちは!
ムコパパです。
このブログではSDGsについて学んで実践できる情報を発信しています。
SDGsの要である17個の目標。
「これらを2030年までに達成しよう!」
と言われて、思わず尻込みしてしまいそうな数ですよね。
なぜSDGsには17個もの目標が設定されているのでしょうか?
またそれらをわかりやすく覚える方法はないのでしょうか?
実はSDGsの17個の目標をじっくり見ていくと、「共通点をもつ目標がある」ことに気が付きます。
この記事を読むと17個の目標を5つの分野に分けて体系的に覚えることができます。
「Aという分野が得意な人はAに属するゴールから取り組むと成果を出しやすい」
といった具合に「分野に分けて目標をとらえる」ことは個人のアクションを取りやすい方向性を示してくれるのです。
一緒に学んでいきましょう!
まずは5つの「P」に分けて捉える
- People【人間】
- Prosperity【豊かさ】
- Planet【地球】
- Peace【平和】
- Partnership【パートナーシップ】
1.People【人間】
「People」は、人としての最低限度の生活を送るための目標。
「あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにする」
- 目標1 貧困をなくそう
- 目標2 飢餓をゼロに
- 目標3 すべての人に健康と福祉を
- 目標4 質の高い教育をみんなに
- 目標5 ジェンダー平等を実現しよう
- 目標6 安全な水とトイレを世界中に
2.Prosperity【豊かさ】
「Prosperity」は、生活を豊かにしていこうという目標。
「すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保する」
- 目標7 エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
- 目標8 働きがいも経済成長も
- 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 目標10 人や国の不平等をなくそう
- 目標11 住み続けられるまちづくりを
3.Planet【地球】
「Planet」は、地球環境に関わる目標。
「持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする」
- 目標12 つくる責任つかう責任
- 目標13 気候変動に具体的な対策を
- 目標14 海の豊かさを守ろう
- 目標15 陸の豊かさも守ろう
4.Peace【平和】
「Peace」は文字通り平和に関わる目標。
「恐怖と暴力のない平和で公正かつ包摂的な社会を育てる」
- 平和と公正をすべての人に
5.Partnership【パートナーシップ】
そして最後に「Partnership」。
みんなで目標を達成するという協力関係。
- パートナーシップで目標を達成しよう
以上のように、SDGsは「P」で始まる5つの分野に分けて考えることができます。
個人が得意とする分野にアクションの方向を定めることで、具体的にどんな目標を達成できるのかが見えてきたはずです。
得意分野に注力することで達成できる目標が明確になる
5つの「P」にSDGsの目標を分野分けして、自分が取り組めそうな分野が見つかると自分の行動がどの目標達成に貢献できるかがわかります。
下図に具体例をいくつか挙げてみました。
・先生として途上国の子供たちに授業をしてみたい。 | →「People」分野 |
・建築に興味があるので、災害で損壊した地域で災害に負けない建築を設計したい。 | →「Prosperity」分野 |
・これといった特技は持っていないけど、環境問題をなんとかしたい。 | →「Planet」分野 |
例えば上記の例に挙げたように、
- 「家庭教師の経験がある」
- 「英語が得意で海外に興味がある」
- 「塾講師のアルバイトをしている」
といった人の場合、途上国で教育支援活動をしているNGOを研究するというのも具体的なアクションと言えます。
実際にNGOの方とコンタクトをとって現地に赴いてもいいですし、途上国で教育がどの程度浸透しているのかを知るだけでも世界情勢を考えるきっかけになるはずです。
また寄附をする、というのも立派なアクションのひとつです。
参考までに、途上国の女の子たちを不平等や搾取から守る活動をしている「プランインターナショナル」という国際NGOのぺージを紹介します。
詳細はコチラ→国際NGO「プランインターナショナル」
自分が得意とする分野に対して、できること、できそうなことから取り組んでみましょう。
最後はパートナーシップの力で達成する
得意分野でも一人の力でできることには限界があります。
それは、影響を及ぼせる範囲は人や組織により違うからです。
僕もごくごく普通のサラリーマンなので、私生活でできることといえばゴミの分別をしっかりしたり、なるべく食料は訳アリ品を買うくらいです。
なので大切なことは「パートナーシップ」の力を活かすことです。
一人でできないことでも、誰かと協力してやれば可能性は広がります。
パートナーシップの発揮の仕方は、以下の2通りです。
- 同じ得意分野を持つ個人や組織が協力する。
- 違う得意分野を持つ個人や組織が欠点を補い合う。
同じ得意分野を持つ人たちで集まれば、共通の目標を達成するために力を合わせることができます。
また違う得意分野であっても、力の合わせ方でより多くの目標にアプローチができます。
例えば料理が得意な方がいて、食材をロスなく使い切るレシピを考案したとします。
それを「パートナーシップ」が得意分野のインフルエンサーやブロガーが取り上げたとしたら、より多くの人が食品ロスを防ぐアクションをとることができると思いませんか?
「パートナーシップで目標を達成する」という行動自体、5つの「P」の「パートナーシップ」の目標達成に貢献していることになるのです。
SDGsの17の目標の中でも最後に位置する「パートナーシップ」こそ、2030年の目標達成に欠かせない力と言えますね。
- SDGsの5つの「P」は「People」「Prosperity」「Planet」「Peace」「Partership」
- 得意分野が分かれば「具体的な行動」と「達成目標」が分かる
- パートナーシップで目標を達成することも達成目標
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
これからも一緒にSDGsについて学んで行動していきましょう!
まずはできることから!
できそうなことから!
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