- うちの会社は未だに女性が働きにくいけど、どうにかならないの?
- イジメと言うほどではないけど、ちょっとイヤだなと思うことがある…
- 取引先の企業は外国人をたくさん雇っているようだけど、何があったのだろう?
こんにちは!
ムコパパです
SDGsを知れば知るほど、プライベートなエリアよりも「職場」での常識に疑問を持ち始める人も少なくありません。
例えば自分の勤める会社が、ゴミの分別や紙ごみの削減に力を入れていないことに違和感を感じる人もいるでしょう。
もしくはサプライヤーがサステナブルな事業方針にシフトし始めた際に、「うちの会社はこのままでいいのかな?」と焦る人もいるでしょう。
学校の中でも、おかしいと感じたり不平等だなと感じたことはない?
【ナマケモノでもできるアクションガイド】のレベル1~3を実践した方は、すでにSDGsの達成に向けた視点をもって周囲を見渡す目が育っていると言えます。

↓レベル3はコチラ↓
https://muko-papa.com/sdgs_level3/
この記事では最後のレベル4「職場でできること」を解説していきます。
- 職場をより働きやすい環境にする方法
- 学校でできるSDGs
- パートナーシップで実現できること
一緒に学んでいきましょう!
【レベル4】職場でできること11選
まずはレベル4に記載されてるアクションを紹介します。
- 労働者として自分の権利を守り、不平等と闘おう。
- 若者、年下の相談相手になろう。
- 同一労働、同一賃金。男女の賃金差に声を上げよう。
- 社内の冷暖房装置は省エネ型に。
- 会社全体で、クリーンかつ強靭なインフラ整備に投資しよう。
- 職場内のあらゆる差別に声を上げよう。
- 通勤は自転車、徒歩、公共交通機関で。
- 職場で「ノーインパクト(地球への影響ゼロ)習慣」を実施しよう。
- 会社や政府に、人にも環境にも害を及ぼさない取り組みに参加するよう求めよう。
- 日々の決定を見つめなおそう。
- 労働にまつわる権利について知ろう。
レベル4は最終回というだけあって、人と社会に関する行動が多いことがわかります。
働きがいやジェンダー平等など、SDGsの「5つのP」のうちProsperity【豊かさ】と密接に関わる目標が目立ちます。
さらに言えばレベル3までに比べて、Partership【パートナーシップ】で達成できる目標が格段に多くなるのもレベル4の特徴です。
5つのPについてはコチラ→【初心者向け】あなたの行動で達成できる目標がわかる!SDGsを5つの「P」に分けて考えるべき理由
各行動をカテゴリー分けして捉えなおす
従業員としてできること
まずは職場で働く従業員として、職場内へ向けたアクションをまとめてみましょう。
同じ職場で働く従業員どうしがパートナシップを発揮することで、組織を内側から改善していくアクションです。
- 労働者として自分の権利を守り、不平等と闘おう。
- 若者、年下の相談相手になろう。
- 同一労働、同一賃金。男女の賃金差に声を上げよう。
- 職場内のあらゆる差別に声を上げよう。
- 通勤は自転車、徒歩、公共交通機関で。
- 労働にまつわる権利について知ろう。
学校で例えると、どんな言い替えができるかな?
権利を大切にして、不平等をなくしていくアクションが求められているね
組織としてできること
職場内でのパートナーシップで団結が結ばれると、企業という最も大きな組織の枠組みの方向性が定まります。
企業が、社会に対してどうあるべきか。
従業員の権利を守りつつ、組織の外へ影響を与えていくアクションです。
- 社内の冷暖房装置は省エネ型に。
- 会社全体で、クリーンかつ強靭なインフラ整備に投資しよう。
- 職場で「ノーインパクト(地球への影響ゼロ)習慣」を実施しよう。
- 会社や政府に、人にも環境にも害を及ぼさない取り組みに参加するよう求めよう。
- 日々の決定を見つめなおそう。
少し難しくなってきたかも…
SDGsに貢献している企業が獲得できるもの
SDGsに貢献する企業は多くのメリットを得ることができます。
主に得られるメリットは以下の通りです。
- 人材の獲得
- 社会的信用の獲得
- 持続可能な社会の実現に向けた成長
- ESG投資を軸にした投資家からの支援
人材の獲得
企業がSDGsへの貢献をアピールするということは、従業員の人権や働き方へも配慮しているとアピールするということにもなります。
就職を希望する人からすれば、差別や過労のない安心して働ける職場環境をイメージできるだけでなく、企業の持続可能な成長に期待して仕事にやりがいを見いだすこともできます。
SDGsの価値観に共感できる優秀な人材の獲得につながり、企業にとっても就職希望者にとっても双方にメリットが生まれます。
最近では就職面接の場でSDGsに関する質問を面接官からされたり、逆に就職希望者から質問されたりするなどの相談が増えています。
社会的信用の獲得
SDGsに貢献する企業は、企業の存在する周辺地域の住民からも信用を得ることができます。
提供する製品やサービスの品質や責任を約束することになるからです。
例えば製品の素材の輸入に不平等な貿易が行われていないことや、従業員の労働環境が劣悪でないこと、利益を最優先して天然資源を管理せず浪費していないことなどです。
社会的信用を獲得する企業は、提供するサービスや製品を持続的に受け入れてもらいやすくなります。
誰かが苦しい思いやツラい思いをして作られた商品は買いたくないもんね。
スポーツブランドのナイキは、以前にサッカーボールを児童労働で生産していたことが判明して不買運動が起こったよ。
【ナイキ児童労働問題】
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」に通じる社会問題。様々な企業がサプライチェーンを見直すきっかけになった。
持続可能な社会の実現に向けた成長
優秀な「人材の獲得」を可能にし、「社会的信用の獲得」によって持続可能な価値提供が可能になると、サプライヤーへもSDGsアクションを伝播させることができます。
企業は社会的信用を持続させるために、SDGsへの貢献を経営の要としないサプライヤーを是正したり、取引を打ち切らなければならないためです。
中小企業こそ、大企業にはない小回りの良さでSDGsアクションを起こし、持続的に必要とされる取引相手になるために経営方針を見直すべきでしょう。
ESG投資を軸にした投資家からの持続的支援
ステークホルダーの中でも、企業に投資する投資家の影響力は大きいものです。
持続可能な社会の実現に向けて世界中が舵を切る中、環境や人類の健康に配慮しない企業は投資家から嫌われていきます。
たとえばタバコ、石油、ファストファッションなどです。
そうなれば嫌われた企業は資金調達にあえぎ、存続不可能になってしまいます。
投資家たちにとって、今後も成長し続ける企業は好まれます。
中でもESGに関する要素を大切にする企業はSDGsの流れに乗って今後の持続的な成長が見込まれるため、投資家たちの間ではESG投資が常識となっています。
ESGとは「E(Environment : 環境)、S(Society : 社会)、G(Governance : 企業統治)」の頭文字をとったもので、企業の財務情報に新しく加えて投資家が株の価値をはかるのに重視する新しい指標のことです。
- E(Environment : 環境)
- S(Society : 社会)
- G(Governance : 企業統治)



個人でもiDeCoやNISAなどの制度を利用してESG投資をすることで、老後の資金調達に安定性を持たせることがトレンドとなっています。
非課税制度をうまく利用してESG投資を始めれば、今後の社会全体の成長の流れに乗った資産形成をすることが可能となります。
まだ証券口座を開いていない方は、今のうちに開設しておくとよいでしょう。
投資は寄付みたいなもの?
寄付というよりは「援助」かな。投資先の企業が成長したら、少しだけ利益を分けてもらうんだ。
- 働く人の権利を理解し、内側から組織を良くしていこう。
- パートナーシップで組織の団結力を高め、外側へアクションを起こそう。
- ESG投資を始めて個人でも企業を応援しよう。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
これからも一緒にSDGsについて学んで行動していきましょう!
まずはできることから!
できそうなことから!
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