こんにちは!
ムコパパです。
このブログではSDGsについて学んで実践できる情報を発信しています。
世界中の産業を発展させていく上で欠かせないのが、技術革新です。
技術革新を進めるためにはインフラ設備が整っていることが前提となります。
インフラとは、上下水道や電気、ガス、道路や鉄道など、私たちが安全で快適に暮らせるための設備のことを言います。
新しいアイディアや技術を生み出したとしても、基盤となる設備が整っていなければ、作業効率が悪くなり技術の発展が見込めません。
持続可能な社会を作る為には、技術力の向上と新たな価値の創造が必要です。
そのためにインフラを整えることが重要となります。
一緒に学んでいきましょう!
- 9.1 すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。
- 9.2 包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、2030年までに各国の状況に応じて雇用及びGd Pに占める産業セクターの割合を大幅に増加させる。後発開発途上国については同割合を倍増させる。
- 9.3 特に開発途上国における小規模の製造業その他の企業の、安価な資金貸付などの金融サービスやバリューチェーン及び市場への統合へのアクセスを拡大する。
- 9.4 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。
- 9.5 2030年までにイノベーションを促進させることや100万人当たりの研究開発従事者数を大幅に増加させ、また官民研究開発の支出を拡大させるなど、開発途上国をはじ21めとするすべての国々の産業セクターにおける科学研究を促進し、技術能力を向上させる。
- 9.a アフリカ諸国、後発開発途上国、内陸開発途上国及び小島嶼開発途上国への金融・テクノロジー・技術の支援強化を通じて、開発途上国における持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラ開発を促進する。
- 9.b 産業の多様化や商品への付加価値創造などに資する政策環境の確保などを通じて、開発途上国の国内における技術開発、研究及びイノベーションを支援する。
- 9.c 後発開発途上国において情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020年までに普遍的かつ安価なインターネット・アクセスを提供できるよう図る。
世界の現状
世界では、インフラ設備が整っていない国や地域があることが課題となっています。
技術革新のための基盤が整っていないことで、企業の生産性が約40%損失しているという報告もあります。
- 電力供給を受けられない人…約11億人
- 安全な水が使用できない人…約8億人
- 電話サービスを利用できない人…約15億人
電気、水道などのライフライン
インフラの整備は、生活面だけではなく勉強や仕事の環境にも大きな影響があります。
電気が使えないと、夜に仕事や勉強ができず、産業や教育面での発展が遅れてしまう原因になります。
また、安全な水を確保することが出来ない人々は40%以上にものぼります。
水資源にアクセスできない人々は1日何時間もかけて水を汲みにいく必要があります。
こうした労働によって学校に通うことが出来なかったり、勉強をする時間が制限されることで、子ども達がもつ将来の選択肢が狭くなることも問題視されています。
道路などの交通網
電気や水道だけではなく、交通網の整備も大切な基盤の1つです。
アフリカでは、道路交通網があっても、貧困による資金不足で管理ができずに道路の老朽化が進んでいる現状にあります。
交通インフラが未整備なことと、すでにある道路が管理されていないことで、アフリカへの輸送コストが上がるという難点があります。
交通インフラが整っていないことで、産業の成長率を年間2%失っているとも言われています。
インターネットも重要なインフラ
インターネットを利用できていない人々がいることも深刻な問題です。
先進国でのインターネットの普及率は約90%ですが、開発途上国では約60%、後発化開発途上国では約27%しかありません。
先進国ではオンラインでの仕事や教育が増加していく中で、インターネットにアクセスできない人々が取り残される問題を解決する必要があります。
インターネットの普及率を上昇させることで、途上国を含め世界中で情報格差を少なくします。
必要なのは災害に負けない「レジリエント」なインフラ
必要とされているのは、ただのインフラではなく、「レジリエント」なインフラです。
レジリエントとは、しなやかで強いこと、柔軟で粘り強いことです。
壊れないほど強靭なインフラではなく、災害や事故が起こっても復興できるインフラのことを指しています。
持続可能な社会の実現に向けて、柔軟なインフレが必要とされています。
日本の現状
地震大国「日本」に求められる「レジリエント」
日本は地震や大雨などの自然災害が多い国です。
自然災害によって起こる断水や停電は、生活だけではなく、命が脅かされる危険もあります。
災害が起きても機能する強靭なインフラ設備が求められます。
教育現場へのITの導入が遅れている
欧米諸国と比べると、日本はオンライン学習の導入やリモートワークといったICTを利用したシステムはまだ普及していません。
経済開発協力機構(OECD)や専門家が、こうしたデジタル技術を使っての教育設備が必要であると指摘しています。
老朽化する「高度経済成長時代」のインフラ
日本は水道や道路などの生活インフラが整っている国ではありますが、問題点もあります。
戦後〜高度経済成長期にかけてインフラ整備が一気に行われたため、現在、道路などの設備の老朽化が起こっています。
ただ作って終わるだけではなく、その後の点検も含めた「点検・設備」の2点が重要です。
私たちにできること
私たちにできることは、まずは自分達がいつも使用しているインフラ設備について調べてみことです。
生活が昔と比べてどれほど便利になったのかを知ることで技術革新の大切さを知ることができます。
インフラ設備が整っていないと、これまで通りの生活を送ることがどれだけ難しいことかも理解することが可能です。
災害が起きた時には災害復旧の募金をしたり、支援団体に寄付することも大切です。
生活においてインフラ設備がどれほど大切であるか理解することで、積極的に募金活動に取り組むことができるようになります。
- インフラ整備の各差が世界の格差につながる
- 日本は、自然災害が多い国であり、災害が起きても機能するインフラが求められる
- 欧米諸国に比べると日本のICTの導入率は低い。特に教育面でのICTの利用が重要
- 生活していく上でインフラがどれほど重要か、技術革新が私たちにとってどれほど大切かを知ることができる。
- 災害復旧の募金や支援団体に寄付することも私たちができること
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
これからも一緒にSDGsについて学んで行動していきましょう!
まずはできることから!
できそうなことから!
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