- 「ペーパーレス化」が話題だけどなぜ?
- 紙の使用量を減らすって意味あるの?
- 再生紙の利用は環境にいいんでしょ?
最近ではビジネスの場で「ペーパーレス化」が進んでいますが、その意義と効果についていまいち良くわからないまま取り組む人も多いのではないでしょうか?
職場で紙の使用量が厳しく管理されたり、使用を禁止されるケースも増えてきました。
この記事では、SDGsの認識の広まりでますます注目される「ペーパーレス化」の効果と、私たちにできる具体的な取り組みをご紹介します。
1.日本が紙削減に取り組むべき理由
紙は木から作られます。
その木を育てる森林は次の4つの目的によって伐採されています。
- 農地開拓のため
- 建築資材に使うため
- 燃料に使うため
- 紙製品を作るため
農地開拓はその森林が伐採された後の土地を農耕に使うためですが、アマゾンなどの発展途上国を中心に行われています。
このうち日本にとって身近な利用法が「建築資材」「燃料」「紙製品」です。
日本における建築資材用の樹木の育成は、大手建築会社を筆頭に管理された森林のものを利用します。
燃料としての「炭」は現在は調理の場で使われることが多いです。
特に高級な炭は無臭な上に安定した燃焼を可能にするため、うなぎのかば焼きや焼き鳥などに使われます。
日本人にとって「木」という素材は生活を支える大切な存在として重宝されてきました。
もっと詳しく→東京燃料林産株式会社
しかし「紙」は生活の場だけでなくビジネスの場でも大量に消費され、その削減と生成の効率化が求められています。
日本製紙連合会によると、「2019年の日本人一人当たりの紙・板紙消費量は202.7㎏と世界でもトップクラスの水準にある(アメリカに次いで6位)。」とのことです。
世界平均は54.6㎏であるため、日本の紙消費量がいかに多いかが分かります。
日本が紙の使用量削減に取り組むべき必然性があることは言うまでもない、ということです。
2.紙ごみが出す3種類のCo2
紙は生産されてから廃棄処分されるまで、大きく分けて3種類のCo2を排出するといわれています。
- 生産時
- 使用時
- 処分時
です。
まず、紙は生産されるまでに多くのCo2を排出します。
木の伐採→加工→生産→輸送の工程です。
そして紙を使用するときにもCo2の発生とは無縁ではありません。
印刷機器の利用に伴う電力です。
そして使用目的を終えてゴミとして処分される際もCo2を排出します。
シュレッダーの電気、可燃ゴミの輸送、焼却処分などです。
けど、再生紙だったら紙ゴミをリサイクルして作るから問題ないんじゃないの?
しかし、紙をリサイクルするためには「漂白」という工程があり、多量の「漂白剤」を必要とするのです。
また設備の稼働にも石油などの化学燃料の使用が避けられません。
加えて「古紙100%利用」の再生紙は、繰り返されるリサイクルの工程で紙の繊維が傷んでいるため品質は良いとはいえません。
適宜新しい紙の繊維を加えていく必要があるため、必ずしも環境負荷を与えないとは言えないのです。
3.今すぐ私たちにできる3つの紙削減方法
日本の一人当たりの紙の使用量が世界基準に比べて多いこと。
紙の使用から廃棄までにCo2を排出する過程が多いこと。
古紙100%利用の再生紙は品質が悪くなること。
以上の点から、やはり紙の使用量そのものを大きく削減する取り組みには意義があると言えます。
そこで「ペーパーレス化」による紙の不使用がトレンドとなってきたというわけです。
とはいえ、それは大量に紙を使用するビジネスの場での話。
私たちが紙の使用量を削減しても効果が薄いんじゃないの?
という疑問が浮かびます。
しかし部屋の中をよく見渡せば、紙とは全く無縁でないことに気が付くはずです。
「郵送物」と「新聞」です。
今すぐ私たちにできる3つの方法を開設します。
新聞の購読をやめる
新聞を購読する人は減ってきましたが、また 購読を続けている人はぜひアプリから情報を得るようにしてみましょう。
スマホアプリやネットニュースはジャンルごとにニュースが分けられており、知りたい情報をすぐに得ることができます。
溜まってきた新聞を処分する手間も省けます。
新聞を縛って回収所に運ぶのって、意外と重くて辛いんですよね。
定期的に届くDMをやめる
定期的に届くDMは断るか、メールに変更すると紙の使用量を削減につながります。
特に興味のない通販系のDMは、メールに変更するだけで煩わしさがなくなるので一石二鳥です。
この際届かないように変更するのも手でしょう。
請求書が来たらオンライン決済する
次に支払い請求書のペーパーレス化ですが、公共料金や月々のスマホ使用料の支払いをクレジット決済にしたり口座引き落としに設定しましょう。
コンビニへ払い込みに行く人は、コンビニに行く手間も省けます。
銀行振込へ行く場合も同様で、待ち時間に気をもむこともなくなります。
そんな請求書への払い込みは、一元管理すると家計管理がラクになります。
具体的にはクレジットカードと、引き落とし口座の一本化です。
オススメのクレジットカードは「楽天カード」です。
楽天は幅広くサービスを展開しており、電気やガス、スマホなどの主要なインフラをほぼ網羅していることから「楽天経済圏」と呼ばれています。
楽天のサービスを利用すると、楽天市場でのお買い物をした際に得られるポイントの倍率が上がる「スーパーポイントアップ(SPU!)」という制度があります。
具体的には、
- 楽天モバイルの契約で+1倍
- 楽天市場での支払いを楽天カード支払いにすると+2倍
- 楽天カード支払い料金を楽天銀行引き落としにすると+1倍
などです。
もちろん「楽天Energy」というサービスで電気やガスを契約できるので、このサービスを利用すればインフラの支払いは楽天カードで一元管理できます。
入会日や年会費もかからないため、1枚持っておいて損はありません。
まだお持ちでない方は下記のリンクから申し込みが可能です。
身の回りを見渡してみると、会社のデスク並みに紙が目につくものです。
ビジネスの場もプライベートの場も、紙の使用量に大して差はありません。
生活の場からペーパーレスを進めてみましょう。
- 日本は世界的にも紙を大量に消費している。
- 古紙100%使用再生紙は必ずしも環境にやさしいとは言えない。
- 新聞や郵便物のペーパーレス化は私たちも今すぐできる。
- 楽天カードを使って楽天経済圏で生活する。
以上、ムコパパでした^^
ではまた!