- SDGsは専門的で難しい
- SDGsに貢献するために何か行動してみたい
- 学校のみんなと何かアクションを起こしたい
こんにちは!
ムコパパです
SDGsの基本や、世界の現状や社会問題を知ることはどの本を読んでもかなうものです。
しかしSDGsに大切なのは、最終的には「行動すること」です。
「何か行動したいんだけど、何からしたらいいかわからない」とモヤモヤしていませんか?
学ぶだけでは物足りないそんな方には、こちらの本がおすすめです。
こちらの本をおすすめするポイントは次の通りです。
- SDGsのアクションの実例が紹介されている
- 学園青春モノのマンガを読むようでとっつきやすい
- アイデア集でもSDGsの基本がしっかり学べる
僕は最初はSDGsのことなど全く知らない、ごく普通のサラリーマンでした。
しかし我が子が産まれ、我が子が少しでも住みやすい地球を残したいと思い、SDGsを日々学んでいます。
SDGsについて知識が一通りついたころに、そこからさらに一歩踏み込んで「自分には何ができるだろう」と考えたときに、本書に載っているアイデアがヒントとなるはずです。
- SDGsに取り組む団体の実例
- どんなアクションがどんなSDGs目標に貢献するか
一緒に学んでいきましょう!
本書の紹介と主な内容
「未来を変える目標 SDGsアイデアブック」は、2018年に紀伊国屋書店から出版されました。
「子供から大人まで楽しくSDGsを学べる本」として高い評価を得ており、SDGsの第一人者である慶應義塾大学大学院教授の蟹江憲史氏が監修を務めています。
- SDGs17の目標
- 各目標ごとに「世界で起こっている問題」を写真やデータで解説
- 各目標ごとに「活動している団体」の紹介
- 未来からやってきた教師が生徒と「SDGs部」を作ってSDGsを学び、文化祭で出し物としてアクションしていく青春マンガ
内容に関しては、SDGsの17個の目標ごとに世界で起こっている問題を解説し、その目標の達成に貢献している活動事例を紹介する、という大きな流れで書かれています。
写真や図説も豊富に使用されているため、活字が苦手な方でもあっという間に読み切れるはずです。
マンガとして手に取りやすく、アイデアにこだわった活動事例が満載なだけでなく、専門家たちによるコラムによってさらに一歩踏み込んだ知識に触れることができます。
マンガだとわかりやすい!
専門家によるコラムは大人でも読み応えバツグン!
「やってみようかな」という気持ちになる一冊
本書が他のSDGs関連書籍と比べて特徴的な点は、「アイデア」にとことんこだわった内容だということです。
細かいデータや、ビジネスとしての教養・専門知識を深める内容というよりも、世の中にどんな団体がどんな活動をしているのかに焦点をあてています。
だからこそ最初は乗り気でなかった生徒たちが、SDGsを学ぶにつれて「やってみたい!」とSDGs部としての活動に情熱を注ぐようになります。
SDGsアクションの実例集
本書は、SDGsの各目標ごとにアクションの実例が紹介されています。
特にその「アイデア」に焦点を絞って様々な専門家が評価・監修をつとめており、「そんな方法があるならやってみたい!」と思わせる活動ばかりです。
本書で紹介されたアイデアは、大まかに以下の3つに分類されます。
- 思い切ってハイテクを活かした例
- あえてローテクで解決した例
- 社会現象が解決した例
特に私が関心を寄せた活動が「TABLE FOR TWO(テーブルフォーツー)」という活動です。
この活動はSDGs目標2「飢餓をゼロに」の達成に貢献するアクションです。
絶対的貧困が蔓延するアフリカやアジア諸国では、子供たちが今日も食べるものに困っています。
一方日本のような先進国では、食べ物が豊富にあるがゆえに栄養が偏ってしまったり、食べすぎてしまったりすることで健康被害が広がっています。
そこで「世界はひとつの食堂」と考え、私たちが「栄養バランスの良い食事」を食べることで、貧困国の飢餓を救う活動をする団体に食事代の一部が寄附される仕組みを作ったのです。
主に企業の社員食堂や大学の学生食堂と提携することで、社会人や学生が自らの「食事の選択」で貧困国の飢餓を救う意識づけをすることに成功しています。
私たちは健康になるし、貧困国は飢餓から救われる「Win-Win」の関係だね
身を切る寄附や我慢ではなく、参加者に一部を協力してもらう仕組みも無理なく続けられるナイスアイデアだよね
未来から来た先生と高校生との対話
本書の面白い点が、未来から来た教師と平凡な高校生が「SDGs部」を作るところから物語が始まるところです。
先生は自分がいた時代を変えるために過去にタイムスリップし、若い世代に未来を変える行動を促します。
最初は乗り気でなかった生徒たちも、SDGsを学ぶにつれて「やってみるか」と次第に心を動かしていきます。
SDGsについて学んだことを活かし、学園際で出し物としてアクションを起こしますが、うまくいかないこともあり…。
ある生徒は、平凡な自分にはやっぱり未来を変えるだけの力なんてないんだと落ち込みます。
そんなとき先生がかけた言葉が、「自分には何ができるだろう」と漠然とした不安な気持ちを抱える人の背中をそっと押してくれます。
「やってみたいけど一歩が踏み出せない」人におすすめ
以上見てきたように、本書のコンセプトはいたってシンプルでわかりやすく、子供から大人まで読みやすいものになっています。
つまりSDGsに詳しくない人でも「こんなアイデアがあるならやってみたい」と一歩を踏み出す勇気をくれる一冊です。
- SDGsをつい敬遠している
- 何かやってみたいけど何をしたらいいかわからない
- 失敗することが不安で最初の一歩が踏み出せない
- SDGsを学んでもどう活かしたらいいかわからない
- 学ぶだけでなく行動に移してこそSDGsの目標達成に貢献できる
- 世界には様々なSDGsアイデアがある
- 行動するきっかけとして本書がオススメ
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
これからも一緒にSDGsについて学んで行動していきましょう!
まずはできることから!
できそうなことから!